1. HOME
  2. お知らせ
  3. 大学生が挑んだ「二等無人航空機操縦士」取得への道!

NEWS

お知らせ

大学生が挑んだ「二等無人航空機操縦士」取得への道!

 近年、ドローンは空撮や測量、災害支援など幅広い分野で活用され、専門的な操縦者の需要が急速に高まっています。そんな中、立命館アジア太平洋大学(APU)の河原さんは将来のキャリアを見据え、国家資格である二等無人航空機操縦士の取得を決意しました。大学生活と資格取得の両立は決して簡単ではありません。しかし、河原さんはその挑戦を通じて、自らの可能性を大きく広げました!

■ 興味の芽生え ― 「空を読む力」を身につけたい
 河原さんがドローンに興味を持ったのは、自身のYoutube活動がきっかけでした。「自分も空から見た景色を撮ってみたい」という素朴な憧れから、次第にドローンの仕組みや運用方法を学ぶようになり、実際に操縦する機会も増えていきました。
 将来、映像制作や地域防災の分野で活躍したいという思いが強まり、国家資格の必要性を感じるようになったと言います。「学生のうちにできる挑戦は全部やっておきたい」と語る姿には、未来への期待が満ちていました。

■ 二等無人航空機操縦士とは
 二等無人航空機操縦士は、2022年に制度化された国家資格で、無人航空機(ドローン)を安全に飛行させるための知識と技能が求められます。
 特に、特定飛行(人口集中地区での飛行、夜間飛行など)を行う際に必要となるため、産業分野でドローンを扱う人にとって重要な資格です。
 大学生のうちに取得することで、インターンシップや就職活動で大きなアピールポイントになることも河原さんの背中を押しました。

■ 学業との両立 ― 計画力が試される日々
 河原さんは、講義やレポート課題の合間を縫いながら、講習機関の座学・実技に取り組みました。
 座学では航空法、気象、運行体制など覚えることが多く、最初は「こんなに専門的なのか」と驚いたと言います。特に航空法関連は改正も多く、最新情報を追う必要があるため、毎日少しずつ復習する勉強習慣が身につきました。
 実技では、安定したホバリングや正確な旋回が求められ、風の影響でうまくいかない日もありました。しかし、インストラクターの分かりやすく的確なアドバイスを受けるうちに少しずつ感覚をつかみ、次第に自信が育っていきました。

■ 修了審査本番 ― 緊張の中でつかんだ手応え
 学科試験では、直前まで覚えにくかった法令問題が出題され不安もあったものの、これまで積み重ねてきた勉強が功を奏し、落ち着いて解答できたとのこと。
 一方、実地試験では「緊張で指が震えた」と振り返ります。修了審査員の前で指定通りに飛行させるのは想像以上に難しく、普段通りを心がけるだけで精一杯。しかし、訓練で繰り返してきた基本操作が体に染みついており、最終的には大きなミスなく終了。
 修了審査終了後の合格を聞いた瞬間、河原さんは思わずガッツポーズ。「努力が報われた気がしました」と笑顔で語ってくれました。

■ 資格取得後に広がる未来
 二等無人航空機操縦士を取得したことで、河原さんは今後のYoutube活動の幅を広げていきたい、就職活動に資格を活かしていきたいと語っており、将来の選択肢が大きく広がりました。
 今後は「経験を積んで、一等操縦士にも挑戦したい」と新たな目標も生まれています。

■ まとめ ― 挑戦がもたらした成長
 河原さんは今回の資格取得を通じて、計画的に学習する力や、責任感、そして目標に向かって努力する姿勢を身につけました。「大学生でも挑戦できる。興味があるなら一歩踏み出してみてほしい」と語るその言葉は、これから資格取得を目指す人に勇気を与えてくれます。
 空の可能性に魅せられた一人の大学生の挑戦は、これからの日本のドローン活用の未来にもつながることでしょう!!

最新記事